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教養ミニトークの内容まとめ(令和3年度)

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05 /03 2022
教養ミニトークの内容まとめ(令和元年度、2年度)はこちら

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《前期》
ヤマト運輸ロゴ変更
クロネコヤマトのロゴが変更されたことについて、ロゴとコンセプトサイトや動画を視聴
個人的な仕事に関するスケジュールにまつわる話
クライアントの「直前でよい」の「直前」という言葉について齟齬があり失敗した話
コーヒー豆を買った
デザインが良い東京のカフェから相場の3倍ほどの値段の高いコーヒー豆を買ってひいて飲んでみた話
最近制作した3作品について紹介
アメリカ、ウクライナから依頼のあった作品と、学会での発表のために制作した3作品を見せて解説をした
POTOFUというポートフォリオサービスについて
作品のポートフォリオともなるし、SNS情報をまとめておけるサービスがあり、今時のクリエイターにとてもよいと感じたので紹介した
4th blockというコンクールのサイトへの私の作品の掲載
少し前に作品を送っていたウクライナのコンクールの開会の様子がウェブにアップされており、そこに私の作品が展示されていた。
能の配信を見た話
能の面白さがわからなかったが、好きな作家の脚本で好きな声優が朗読するので観たら自分に新しい発見がありよかった。
伊勢海老の干物を取り寄せた
「ゆるキャン△」というマンガで出てきた「伊勢海老の干物」というものが気になり伊豆から取り寄せ焼いて食べたこと
女短卒業生デザイナー「小寺さん」の活躍
女短の卒業生で神戸町でデザイナーで活躍している人がおりその人と話したことを紹介した
irodoriというアプリの紹介
サツキが咲いている様子の色をCMYKで想像したが、それをアプリで調べることができる、他にも様々な用途が期待できる
スコーンと椿山荘について
ホテルオークラのシェフがサイトで紹介しているスコーンのレシピを作ってみたことと、過去に椿山荘でアフタヌーンティを楽しんだ話
「ウマ娘」のスピード感とインターンシップについて
学生に勧められて入れたゲームアプリ「ウマ娘」の、オープニングのアニメーションのスピード感がすごいので紹介した
ミルトングレイザーというデザイナーとその追悼展への参加について
昨年亡くなったニューヨークで活躍したミルトングレイザーの追悼展への招待があり、彼について調べ作品にまとめたこと
コンペサイトの紹介2つと「VRカレシ」について
絵本とポスターのコンペ紹介と、そのコンペをどう見つければ良いかの紹介、また好みのカレシを作りVRで楽しめるアプリの紹介
「西の魔女」とシャルロットさんについて
「西の魔女」という物語を文庫で読んだ話とその映画の予告編の紹介、また数年前の留学生シャルロットさんのマンガ家としての活躍

《後期》
夏休み中のデザインアートエンタメ体験について
「こぐまちゃんとしろくまちゃん」展、VRカレシ、俳優のYouTbe配信など
トリックアート作品
2年生6名が参加し大垣駅前通りにトリックアートの力作が設置された。
みずき祭ふりかえりとポスター作成講座
みずき祭の配信を見た、制作も頑張った話と、NPO依頼で市民活動の広報物を制作するワークショップをした話。
クラウドファンディング(クレヨン)
宇宙から撮影した衛星写真にうつる地球の「水の色のクレヨン」を作るクラウドファンディングに参加した。
選挙に行った/まちテラ/ポンポン展行った/ナイキの靴と色付きの紐を買った(推し色)/本も買った(本屋)
選挙に行かないといけない、という話/大垣公園でのまちテラパークをのぞいた/彫刻家ポンポンの展覧会で感動した/白いシューズを買って推しカップルのイメージ色のシューレースを通してみた/買ったデザインの本の紹介
ピクミンブルーム とまちづくりポスター審査
ピクミンブルーム を始めてみた/3週目で話した講座の成果展があり、審査に挑んだ
きのう何食べた?映画
ゲイのカップルが生活する中で一緒にご飯を食べることを大事にしているドラマ(原作はマンガ)の劇場版を観た感想
おおがきクリエイターズパーク@大垣公演
作ることを商売としている店が多く出店しているイベントが大垣公園であり、初めて行ってみた。アルパカもいたりカフェも充実してすごい人出だった。
世界史講義1回目のアーサー王の話
「すべての女性がもっとも望むことは何か」とある世界史の講義の第一回目の内容を紹介
工芸エキスポin愛知で金箔貼るワークショップ
セントレアまで出かけ漆で金箔を貼るワークショップに参加してきた。司会はZIP-FMの MEGURUさん
朝日広告賞の作品鑑賞
学校へ届く展覧会やコンペのチラシの中から、「朝日広告賞」の新聞広告を見せた。アーチストが生き生きと表現していて可能性を感じる。
グミの袋の色
コンビニに売っていたグミのパッケージのなんともいえない色について鑑賞した
「Brave New Commons」藤幡正樹NFT購入の話
好きな作家がNFT(Non-Fungible Token)でデジタル作品を販売するというので購入プロジェクトに参加した。
中国ドラマにはまる
「陳情令」、「鎮魂」という2つの中国ドラマにはまって中国という国のイメージを見直した。
姪っ子ちゃん原画のスタンプ販売
正月に姪っ子が何気ない紙に描いたイラストをLINEスタンプとして販売し始めた話。気軽に価値を創出できる社会。

書いた文章の記録5

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05 /03 2022
日本国際ポスター美術館所蔵 ポスター展2022
「U.G.サトーの世界」

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ユーモアポスターで世界に立ち向かう

U.G.サトーの世界での評価は、「Peace」と題した、青空を背景とし金網の一部が壊れ、その形が平和を象徴する鳩になっている様子を描いたポスターがブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレ(チェコ・1978年)、及びラハティ国際ポスタービエンナーレ(フィンランド・1979年)で金賞を受賞したことから始まる。
その後も氏は多くのポスターで平和、環境などの社会問題に対するメッセージを、ユーモア、エスプリ、錯視などを巧みに取り入れて描いている。彼自身の誰からも愛されるおおらかでユーモアにあふれたキャラクターは、ポスターを構成する線画や配色にそのまま現れ、世界の人々の目と心をぐっと惹きつける。
1995年、パリでの反核ポスターデモ行進は、彼の最も注目すべき金字塔である。当時フランスが南太平洋で核実験を行った際、氏はそれに抗議するポスターを、デザイン仲間から150枚、FAXで集めた。そしてパリのデザイナー、ジェラール・パリ=クラヴェル氏の協力により、シャンゼリゼ大通りでそれらを拡大したポスターを掲げ、大勢での行進を行ったのである。
この時氏がデザインしたゴーギャンの「タヒチの女」を模した「フランスの南太平洋核実験反対」は、翌年のワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレ(ポーランド・1996年)で金賞を受賞した。
一連の反核ポスター運動は、その後も対象や媒体の形を変え各地で実行されていった。この運動によりメッセージを発信する速報性の重要性や、解像度の低い白黒の画像でもより視覚的に強く伝えることができるなど、「ポスターの可能性」がデザイン界に再注目された機会だったといえる。
日本国際ポスター美術館は1996年の開館以来、氏から大垣国際ポスター招待展への寄贈をはじめ、全国高校生ポスターコンクールの審査委員長、海外のデザイナーの紹介など惜しむことなくサポートしていただき続けている縁で、今回の展覧会の実現となった。その恩恵は計り知れなく、感謝の念に堪えない。

書いた文章の記録4

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05 /03 2022
日本国際ポスター美術館
所蔵ポスター展
「ワルシャワ・ショーモン・ラハティ 世界の、ポスターのある街から。」フライヤー

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ポスターの国(2020.9)

★ワルシャワ国際ポスタービエンナーレのオープニングには、世界中から多くの人が集まる。その前後、数日間にわたり広い街のあちこちで展覧会のオープニングが催され、集まった人々が会場を目指し大移動する。
ワルシャワの街を歩くと大きな広告塔にポスターが貼ってあるのが多数目に入る。トラムやバス網が発達しておりその停留所にも同様に貼ってある。そのポスターの中にはポーランドデザイナーの作風が生きた個性的なポスターが一定の割合であり、それらを眺めるのが移動の楽しみの大きな部分を占めている。
ポスターの具体的な特徴としては、メインのビジュアルから文字まで手描きの筆致を生かしたものが多い。人の温もりを感じさせるが、それを生かす絶妙なレイアウトにより不思議な存在感を放つ。ワルシャワ美術アカデミーの歴代の教員たち、学生たちが街の風景を作っているのだなと感動する。
★パリ東駅から電車で3時間のショーモン村では、毎年国際ポスター&グラフィックデザインフェスティバルが行われる。村の中のあちこちに展示会場があり、主要部分は歩いて回れる範囲にある。オープニングに参加できたことはないが、展示を見て回ると、洗練された作品や受付をする学生のボランティアの様子に活気を感じる。フェスティバルのマークはレイモン・サヴィニャックによるものでほのぼのしているが、選ばれて展示されているのはデジタル世代の激しいコラージュやコントラストの強いタイポグラフィが多い。フランスという国を一括りにはできないが、当館と関わりのある各地のデザイナーに見られるような、色彩の鮮やかさと社会へのメッセージ性、アーティストであるという誇りは繋がっているように感じる。パリの広告塔のポスターは、ほとんどが個人の作風を排除したものであるので、地方都市の方が活躍できる場があるのかもしれない。
★ラハティポスタートリエンナーレは最近まで“ビエンナーレ”で、ワルシャワの開催されていない年に行われていた。ワルシャワが巨大すぎてそれと比較するものではないが、毎回各国から何人ものデザイナーが集まる。規模はこぢんまりしていて、自然とデザイナー同士の付き合いが親密な雰囲気になる。集まったデザイナーでアアルト大学元教授のマリヤッタ・イトコネンさんにキャンパスを案内してもらったり、ペッカ・ロイリさんのお宅に呼ばれて夕飯をごちそうになったりした。そういった気取らないふるまいや、性別や年齢に関係なくフラットな人間関係が、森と湖に囲まれて暮らし、自然と共に暮らすフィンランド人の気質で、それは彼らの静かだが強くシンプルを極めるようなデザインと繋がっているように思われ、日本のデザインにも似ている部分があるように感じる。

Tomoko Miyagawa

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