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いいもの

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03 /29 2016
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先日、先生が先生のお父さん(孝司さんという)の仕事場から、印刷物を持ってきた。
50年以上前、孝司さんがデザインしたシルクスクリーンの印刷会社の価格表で、もちろんシルクだし何色も使ってぜいたくだし技術もデザインも本当にきれい。
一方、それを見てる机の横にたまたまあったのは今の印刷物で、それは素人がワードで作った、変な紙の雑な折りのパンフレット。

そして思い出したのは、先日岐阜県現代陶芸美術館に聴きに行った橋本麻里さんの講演の中で、ヨーロッパへ輸出するための京都産の超絶技巧のすごい器(明治時代ぐらい?具体的には忘れた)があったんだけど、現代の私の仕事場のお湯呑みは、ホームセンターで買ったようなよくあるPOPなやつだ。

このことを先生に言ったら、「パリの街灯のアールヌーボーな感じを現代ではとても作れない(手間がかかりすぎて?)」というTVの話題を教えてくれた。

というような例をいくつか結びつけてすなわち「昔の人がていねいに作ったものは美しい」と思った。

でも「昔のものだったらいい」というわけじゃない。
もちろん探せば今も世の中にいいものはたくさんある。今は昔より世の中便利になったはずなのに、チープなものが簡単に量産できるようになっただけ、だとすると、昔の人に恥ずかしい。そうでなくありたい。

だから何がいいものなのか分かる目をもつのは大事。

これは、作る人だけの話じゃなくて選ぶ人も同じ。
できるだけでいいから、いいものをめざせる世の中になったらいいなと思った。

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Tomoko Miyagawa

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